柴犬ゴン太の成長ブログ

愛犬との毎日をブログで紹介します。おすすめのドッグフード紹介もあります。

日本の犬の飼育事情

日本はほんの少し前まで、ぺットとしてのイヌはきわめていいかげんに扱われてきました。庭につなぎっぱなしで、食べ物は人問の残飯、予防接種もろくにせず、病気になって死んだら、次のイヌを近所からもらってきてまた飼い始める……この繰り返しでした。しかし、近年、ペットとしてのイヌに対する考え方が進歩し、家族のー員としてきちんと健康管理をしようとする飼い主が増えています。また、人間の医療の世界で確立された技術がベットにも適用されるようになり、これまでどうしようもなかった病気が少しずつ治せるようにもなってきています。とはいえ、動物病院は「待ち」の仕事です。飼い主がイヌをつれて来院して初めて話が始まります。そんななか、獣医(小動物臨床)という仕事をしていると、「どうしてこんなになるまで放っておいたんですか……!」と叫びたくなる症例にしばしば遭遇します。しかもその飼い主は、いわゆる「絵に描いたような悪い飼い主」ではありません。むしろ、「うちの子が大変なんです!」と、真っ青になってかけこんできたりするのです。これが日本の犬に対する現実なのです。