柴犬ゴン太の成長ブログ

愛犬との毎日をブログで紹介します。おすすめのドッグフード紹介もあります。

犬は自分を犬だと認識しているのか

犬は時空間的に存在することを知っているかという問いかけがあります。自分が存在することを知ることは、自分と他者の違いを理解するための起点になります。これまで実験的に行なわれてきた自己認知のテストは、マークテストといわれるものです。このテストでは、まず動物を鏡のある空間で飼育を続けます。すると、動物は最初、鏡に対して恐怖心や替戒心を示しますが、次第に慣れて鏡を見たり、近づいたり離れたりと動きが変わってきます。最終的なテストでは、動物の顔や体の一部で、通常は自分の目で確認することができない部分に色を付けます。そうすると、もし鏡に映っている姿を自分の身体だと認知できているのであれば、その色の付いた部分を触ったり、見ようとする行動が観察できます。みなさんも朝起きて鏡を見たときに、髪の毛に虫の死がいが付いていたら、ビックリして払いのけると思いますが、それと同じようなことを動物にさせることになります。さまざまな動物で実験されてきましたが、チンパンジー、イルカではこのマークテストによって、自己認知ができたらしいと言われています。その他、まだ確定的ではないものの、シャチ、ゾウとカササギの仲間、アカゲザルもできたと言われています。犬やネコでも幾度かチヤレンジされましたが(私たちもやってみました)、残念ながらまだよい結果が得られていません。そのため、犬が「自分」という存在を認めているかどうかは、未だに謎のままです。犬も行動をとって、みなさんにおもちゃやおやつを催促しているかもしれませんね.