柴犬ゴン太の成長ブログ

愛犬との毎日をブログで紹介します。おすすめのドッグフード紹介もあります。

犬の知能

食べ物の反射的な共有は多くの動物種で観察されています。鳥の親がひな鳥に餌を持ってくるものがありますが、この行動は反射的にプログラムされたものであり、自己認知などができなくても成り立ちます。犬でも現在、このような「食べ物の共有」を調べる研究が広く行なわれていますが、決定的な結果は得られていません。おそらく犬の社会的知性が高いと思われます。例えばチンパンジーです。一匹のチンパンジーにはストロ一を,ストローがないと飲めないチンパンジーにはステッキを渡しました。その結果。片方のチンパンジーが,まるで「このジュースが飲みたいから。ステッキ(あるいはストロー)をちょうだい!」と言っているようなジェスチヤ一を示し,それに対してもう片方のチンパンジーが相手に必要な道具を渡すというやり取りが見られたそうです。ただし,「このストロー,そっちで使う?」というような自発的なやり取りは見られなかったそうです。つまり,チンパンジーも相手から要求されれば協力的な行動をとることができますが。状況をよんで自分から手助けするということはしないようです。ここに。私たち人間とその他の靈長類を分ける大きな違いがあるのかもしれません。「大きなお世話」も人間ならではの行動ですね。犬にしても、人のニ歳児程度までであり、三歳児から可能と言われる自己認知課題や三項関係の領域には届かない、というのが正しい理解かもしれません。