2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧
食べ物の反射的な共有は多くの動物種で観察されています。鳥の親がひな鳥に餌を持ってくるものがありますが、この行動は反射的にプログラムされたものであり、自己認知などができなくても成り立ちます。犬でも現在、このような「食べ物の共有」を調べる研究…
犬は時空間的に存在することを知っているかという問いかけがあります。自分が存在することを知ることは、自分と他者の違いを理解するための起点になります。これまで実験的に行なわれてきた自己認知のテストは、マークテストといわれるものです。このテスト…
犬の大きさの違いに関わる遺伝子が同定されましたが、今後は身体的違いだけでなく、さまざまな行動的な違いを生じさせる原因遗伝子が同定されていくことでしよう。アメリカでは、犬のゲノムプロジェクトで行動や情動を司る造伝子の研究が大規模に進められて…
犬が人の視線や指による指示を見て、その先にある箱に餌があると気づくような能力は犬特異的であり、オオカミでは認められないものであることがわかりました。しかしその後、これらヘア博士らの主張に対して、アメリカのフロリダ大学のゥデル博士らは反証の…